故にこの体、腐蝕する肌で出来ていた

朝起きたら左手が痛かった。
「うわ、何時の間にサーヴァントと契約しちゃったんだ!?」とか思いつつ、痛みは手の甲ではなく指に集中してるわけで。故にサーヴァント説は消滅。


中指第二関節の上あたりに、自然に出来た斬りつけた様な傷がある。そこからベタベタした液体が生産されていた。
痛みの原因はこれだ。


まぁ、昔は寝ても醒めても痛かったよ。顔は引っかき傷で血まみれ、化膿して黄色い汁だらけ。顔の筋肉動かしただけで痛いもんだった。
手だって毎日のようにかゆかった。あれは酷いもんだ。足や腹、股間アトピーが出来るより数倍かゆい。かけばかくほど赤くなって、最後には血が滲み出るように出てくる。その様のなんと風情の無い事。なんと陰湿だ事。どうせ出るならナイフで斬ったようにどくどくでやがれって話だ。


ま、こんな幼少時代だからこそ、今はかなり幸せだと思う。
食べ物だって制限はなくなったし、結構肌も綺麗になったし。朝起きたら手が酷い事になってるのも、定期的に起こるから馴れっこだ。


故にこの体、徹夜には向かない性質だった./二日続けてAM三時就寝