作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る (1/3) - ITmedia NEWS
ぶくま:はてなブックマーク - 作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る (1/3) - ITmedia NEWS

 権利者側は「ネットで著作物が流通するせいで旧来メディアが損失を被っている」とも主張する。だが慶応義塾大学教授の田中辰夫さんは「音楽の私的利用(MP3ファイルの流通)が広がったことで音楽の売り上げがどう変わったかという実証研究がいくつもある。結論は出にくいが、売り上げは変わらないようだというのが基本路線。売り上げが変わらないのなら著作権をゆるめた方が、再創造の利益につながる」と指摘する。



 著作物からの報酬も重要だが「金の問題ではない」という。「著作者への尊敬の気持ちなく『2次利用したから払いますよ』ともらうお金はうれしくない。著作者へのありがとうの気持ちからお金を出してほしい。『誰のおかげで……』と言いたくなる」(島本さん)

お金を払いたくてもすでにものは自分が持ってるから、また同じものを買うのは無駄。
お金を出そうにも払う先がないから困る。ジャスラック? 権利者無視団体なんてしらね。


 「動画共有サイトの創設者とも話したが『サイトは、米国の著作権法上は何の問題もない』と確信していた。米国にはデジタルミレニアム著作権法があり、権利者から警告を受けてすぐに削除する体制が整っていれば合法だ。日本も実務的なやりかたをもっと考えるべき。著作権法を変えるのは難しいが、特別法などで制度を作ればいい」

日本もこんな法律になれば楽しいのになぁ。


さらに「2次利用は人気コンテンツに集中するだろう」と指摘する。「制度をうまく利用してバカもうけする、悪どいやつが必ず出てくる。そういうやつにうまく手かせ足かせ付けながら、まともな人がちゃんと育ってくれる制度になれば」

人気のあるコンテンツにお金がいって何が悪い。


 さらに、コンテンツを完全コピーフリーにし、税方式で一律に使用料を徴収した上で、クリエイターや作品の人気投票を行い、得票に基づいて配分するという仕組みも提案した。

アニメとか音楽とか全く触れない人は反対するだろうけど、税さえ払えば全ての作品を見れるってのはいいかもなぁ。税が何十万円とかにならなければ、消費者のコストは非常に安くなるかもねぇ。


 白田さんの案について玉井さんは「政府の仕事を増やしてはいけないというのが基本線だ」と反論する。「政府だから信頼できるのか? 国税庁は、著作権の使用料を取る面倒な仕事など引き受けないだろう。デジタルコンテンツを使う人は、Amazon.co.jpのように、ワンクリックで少額のお金を払う――といったような仕組みにしないと」(玉井さん)

ああ、確かにそうだわorz
社会保険庁みたいな組織作られても困るもんね。