小生、世間が三連休最後の日に怠けているのを尻目に学窓へと足を運んだ。明日はサーティファイの三級試験の為、特別補講が行われるのだ。
今日はいつもくぐる自動ドアの正面玄関を避け、校舎左の小さな駐車場にある裏口から入った。我が校はTACという資格取得者の為だけの教室も用意されているのだが、今日はTAC生徒もこない日らしい。だから防犯の為に裏口から入校するのだ。
乗り合い自動車バスの都合上、小生は9:00前から学窓に来ていた。ちなみに裏口の鍵を開けるのは9:00からだったので、少しの間待ちぼうけを食らった。
当然の如く、学窓への到着は一番乗りではある。あまりうれしく無い一番ではあった。なんとなく瞑想していると、近所の公園から蝉の鳴き声が聞こえてくる事に気づいた。夏という季節を改めて認知させられた。


少しすると、こつこつと足音がした。見ると我が教室一番の麗人殿と、その後ろで足をロープに引っ掛けてこけかけている教室一の変人がいた。ある意味豪華な取り合わせである。
その二〜三分後に先生も到着し、鍵を開けてもらい、教室へ向かった。
今日の朝は冷房器具が使えなかった。堪りかねた小生は窓の近くで涼んでいると、時々話しかけられる青年が話しかけてきた。そのまま二人で己の住んでいる町や修学旅行の話題などで盛り上がった。小生がこの学窓においてこんなに喋ったのは初めてだった。もう次は無いだろう。


9:30を少し過ぎた辺りから補講が始まり、最終的には昼4:30頃まで学窓にいた。その後は親父殿の誕生プレゼントもどきと、本を二冊買い、家路に着いた。


人口密度の低い教室は中々と快適で不快感ストレスも薄く、勉学に励めた事もあり結構充実した一日であった。