vectorまとめ

vector(ベクター、ヴィクター?)は、動的配列を提供するSTL

ヘッダファイル名と宣言方法

#include 

vector<テンプレート型> 変数名;

メンバ

メンバ名 戻り値 引数 機能
push_back ? 宣言時に<>で囲んだ変数型、クラス 要素の最後に、引数で指定された型、クラスを追加する。
pop_back ? - 一番最後の要素を削除する。
要素が空の時に行った場合の動作は未定義。
clear - - 全要素を削除する。
empty 真 要素なし
偽 要素あり
- 要素が一つもない場合、真を返す。
sizeメンバよりも効率良く要素の有無を検出できる
size int 要素数 - 素数を返す。
at 要素内の値 要素番号 普通の配列のようにアクセスを行う。operator[]と同じ
begin(イテレータ) イテレータ - イテレータを使用する時に使う。
erase(イテレータ) イテレータ イテレータ イテレータで指定された要素を削除
insert(イテレータ) - イテレータ,挿入する値 イテレータで指定された要素の一つ前に値を代入
end(イテレータ) イテレータの末尾要素の一つ後ろを指す。 - イテレータ末尾要素の一つ後ろを指す。
一つ後ろを指すのは、ループ時に!=で指定しやすい為


演算子オーバーロード

演算子 評価結果 機能
[ ] 要素内の値 普通の配列のようにアクセスを行う
= 代入 右辺値の全要素を、左辺値に上書きする。
後方から追記しない事に注意。
= = 真 全て同じ
偽 差異あり
vector演算子同士の比較。全ての要素が正しいなら、真を返す。
!= 真 差異あり
偽 全て同じ
vector演算子同士の比較。全ての要素を比較し、差異がある場合真を返す。
> 真 左辺値の要素数が右辺値より大きい
偽 右辺値の要素数が左辺値と同じ、あるいは大きい
素数の比較を行う。
>= 真 左辺値の要素数が右辺値と同じ、あるいは大きい
偽 右辺値の要素数が左辺値より大きい
素数の比較を行う。
真 右辺値の要素数が左辺値より大きい
偽 左辺値の要素数が右辺値と同じ、あるいは大きい
素数の比較を行う。
<= 真 右辺値の要素数が左辺値と同じ、あるいは大きい
偽 左辺値の要素数が右辺値より大きい
素数の比較を行う。