サラマンダーより、はやーい! ―――とあるビッチの有名な一言

本日のうどんさん。


今日は宛もなくご自慢の自転車を走らせて、なんとなく天文館へ高速移動してみた。自転車、なんと高速なのだろうか。JTが所有しているらしい広大な土地の近くの道路が直線なので、ギア比を大きくして最大加速で突っ切る。なんという爽快感。なんというスピード。ケツが衝撃で痛ぇ!


天文館にある竹下通り的な店で服を漁る。
チェック。そうチェック柄だよ。黒と赤のチェック。俺が求めているのはそれだけだ。だというのに、赤が薄かったり、赤が黒の適切な面積を超えて主張してたり、そもそもお前はお呼びじゃねぇ! って色が美しい赤と黒のチェックに入っていたりする。クレイジー、そうクレイジーだ! ぼくが求めてるのはそんなんじゃねぇ! 純粋な赤黒チェックだ! 赤と黒が適切な面積で配置されている美しい赤黒チェックだ! 洋服屋ってのはそれが分かってねぇ。たった一つのシンプルな赤黒チェックの服を俺は求めてるんだ! 女物ばかりそういう適切な赤黒チェックで構成されてるじゃねぇかよ。男物になんでそういうのがないんだ! あれか、お前は幼稚園の論理でうごいてるのか。「はーい、青はおとこのこ用、赤はおんなのこ用ですよー。あらあらユウキくん、それはおんなのこ用よ、君のはそっちね」ってうるせーよ! 色で男女を分けるんじゃねぇ! 俺は赤黒の(ry


安西先生……ヒーラーUみたいな配色の服が、欲しいです……そういうの、中々売ってないんです……。
ぼくの求めるコンセプトに合う服なら、1万くらいしてもいいんです……。
でも一万を出す覚悟があっても、これだ! と思うものは、みつからんとです……。
安西先生……ぼくは……服を選ぶ目がないのでしょうか……。


安西先生「諦めたら」


先生……


安西先生「試合終了だよ」


俺は……負けたのか……。
その後、うどんの姿を見たものは、誰もいなかった……。








そうだ。
赤い自転車なのでサラマンダーって名前にしとこう。